富士ヒル2019結果報告
はじめに
機材考察を始めたと思ったらこの一ヶ月ブログの更新もせずに何をしていたか。
秘密のトレーニングをしていたわけではなく、ゴールデンウィーク明けから富士ヒルまで40日間全く乗れていませんでした。乗れなかった原因は落車や大きな病気ではなく、まさかの海外出張とその前後の処理…。まさか2週間も海外に行くことになるとは思いませんでしたよ。
早速の結果
結果はご覧の通りブロンズでした。しかも超ギリギリ絞り込みです。あまりにもギリギリすぎるので秒以下のタイムは潰しておきました。
40日間ノー練習でどうやってブロンズを取ったか
もともと、シルバーを目指していたのに何をドヤ顔でブロンズを取った記事を書いているのかと思われそうですが、たらたら書いてみます。
ちなみに、山岳スプリントポイントとFR90(初ブロンズを目指す会)に抜かれたときには本当に駄目だと思いました。ちなみに富士ヒルのゴールはSTARTと違ってFINISHのバルーンがないのでどこまで頑張ればいいか分かりづらいのも辛いところでした。
1.ペース管理の重要性
富士ヒルの計測区間は24km、ブロンズのタイムは90分、平均斜度は6%。つまり、平均斜度の部分では16km/hで走ればちょうどブロンズを取ることができる(はず)。私には序盤の飛び出し癖があったため、あまり無理に飛び出さずに平均斜度前後の部分では16km/hを走ることを目指しました。
ここで問題となるのが、斜度が大きくなると目標速度を下回ります。頑張って16km/hを維持しようと踏むとオーバーペースになります。マメな方だとケイデンスとギア比で自分の出力を管理できるかもしれませんが、雑な人間なのでそんなことはできません。そこで、大きな助けになったのが「パワーメーター」です。「富士ヒル ペース」とかでググると各リングを取得するためのペースやパワーウェイトレシオが書かれています。そこから、目標のフィニッシャーリングを取るにはどれくらいの出力が必要化がわかります。私の場合は250wだったため、斜度6%を超える部分では出力が250~260wとなるように心がけました。
パワーメーターはトレーニングを効率化する機材であるとともに、出力の見える化をして無理をしないためにも役立ちました。
2.最後2kmの踏ん張り
スバルラインは山岳スプリントポイントを超えた奥庭駐車場の先から1.5kmが平坦区間となります。そこでどれだけブン回せるかがフィニッシャーリングの色を分ける大きな差になりました。(その先の0.5kmはガツンと登ります)私は68kg体脂肪率18%、除脂肪体重で56kgある体型のため、ここぞという出力が出せたのかもしれません。
クライマー体型羨ましいなと思っていましたが、今回ばかりは体に助けられた思いました。
3.事前練習について
4月末の段階でのFTPは250w程度、富士ヒルの90分間でのNP出力が218wだったのでおよそ1割減でした。恐らく40日間ぶっつけでもほとんど出力はほとんど落ちてないと思われます。練習不足は否定できませんが、一度体を作ってしまえばある程度(それこそブロンズくらいまで)は頑張れるもんなんじゃないかなと思います。
ただし、これについても体型の問題があって細身のクライマー体型だとギャリギャリ出力が落ちるのかもしれません。
4.使用機材について
機材のことを書くの好きなので、別の記事を立てます。
来年に向けて
ブログのタイトル的に「2年生編」ならぬ「2年目編」に向けて頑張ろうかななんて思っています。まず、減量とパワーアップを図ろうと思っています。
あと、淡々とした練習データだけじゃなくもっと日頃のことを記事にしていこうと考えています。
今後ともよろしくお願いします。
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スバルライン試走会
富士ヒルに向けて友人とスバルラインの試走に行ってきました。
しっかり走り込むつもりが、悪天候が原因で1日目は登れず、2日目も午前中は1合目下まで午後も4合目下までしか走れませんでした。帰った翌日には5合目まで登れたようなのでもう1日滞在予定だったらなぁ。
6年ぶりくらいに走った感想としては、基本上りな中にも斜度4%を下回る区間がある程度あるためそこでどの程度速度をあげれるるかと、前半戦で突っ走って中盤以降タレることを防ぐことがポイントかなーと思いました。
タイムとしては4合目まで登る直前に1合目下まで3回登っていたこともあり、疲労感があったものの、スバルライン入り口から4合目の駐車場までの区間で72分40秒…これではシルバーどころかかブロンズも厳しいレベル。最低でもやはり75分間250wを安定して出し続けることが必要そうです。
あと1ヶ月位でなんとかなるのかなー。
Specialized新宿で新ROUBAIXの試乗に行ってきました!
はじめに
富士ヒルに向けて頑張るブログのはずが、ここ数エントリーが機材の話になってるけど、機材の話の方がウケるんですよね…
あと、事前に断っておきますが、当ブログはSpecialized Japanからお小遣いをもらっているわけではありません。って言いたくなるくらい、新ROUBAIXはいいバイクでした。S-WorksとSportの2車種の記載をしているので是非最後まで読んでください!
まずは公式情報のおさらい
目玉その1
S-Worksグレードとエキスパートグレードに搭載されている「Future Shock 2.0」です。ダイヤルを右に回すとフロントのサスペンションがロックし、左に回るとサスペンションが効くという代物。右ロックと左リリースが蛇口と同じで覚えやすいですね。
目玉その2
エアロ性能。現行のTarmacであるSL6よりもエアロ性能がよいと言う化物マシン。Specializedが出しているデータもそうですが、フォルムがターマックと大差がないことからも想像ができます。それにしても、Specializedの出している「40km/h巡航で○秒速くなる」は分かりづらいことこの上ないので、「Tarmacと比較して40km/hを維持するために必要なパワーが○w減る。」としてほしいですね。
目玉その3
シートポスト。しなりがありショックを吸収してくれるそうです。
「そうです」と書いたのはどうやら私は尻やら脊椎が鈍感らしく、試乗したのは15分、コースは新宿中央公園でアスファルトの凹凸はあってもパリ-ルーベのような石畳セクションはなかったので良さが実感できませんでした。
ROUBAIX Sport
搭載しているフロントのサスペンションはFuture Shock1.5とロック機能はないものの昨年までのFuture Shockと異なりサスペンションが沈めば沈むほど硬くなる仕様のものです。フレームジオメトリーはS-Worksグレードと変わらず、カーボンのグレードはFact10とS-Worksよりひとつグレードが落ちます(エキスパートグレードもFuture Shock2.0搭載でFact10カーボンのフレームになります)。
乗った感覚はホイールのグレードも相まってもっさりとした加速感。ただ、昨年末に試乗した先代ROUBAIXと比較してフロントサスの柔らかさを感じず十分にいいバイクだと思いました。これで30万円切るのであれば十分に満足できるバイクでした。
S-Works ROUBAIX SRAM Red e-tap
SRAM Red 12速仕様
奇しくもここで水曜日に乗れなかったRedに乗ることになるとは…
噂通り(?)と言うか各種インプレ通りにフロントの変速がすごく良かったです。アウター→インナーは現状使っているDURA-ACEと比較すると「まあ、こんなもんかな」といった変速性能ですが、インナー→アウターが気持ちいいくらいに決まります。機械式の「よいしょ」感がなく「ヌル」っと変速します。
バイクのインプレ
漕ぎ出しはさすがROVAL CLX32というくらい軽い漕ぎ出し。この瞬間にTarmac SL5から乗り換えたくなりました。そしてエアロ性能が高いというSPECIALIZEDさんの言う通りの加速感。正直なところ「こんな化物バイク出したらTarmac SL6売れなくなるんじゃないの?」というくらいのバイクでした。
Future Shock2.0
きっとこれを覚えて帰らなければならなかったFuture Shock2.0、サスペンションが効いたり効かなかったりします。リリースするとROUBAIXの名に恥じないショック吸収性能があります。新宿中央公園の荒れた路面も何のその余裕で走れました。ロック状態では多少サスペンションは効くもののスプリントでもがいたり無理やり押し込まなければ平坦で柔らかさを感じることはありませんでした。いつでも柔らかい旧ROUBAIXの
Future Shockでとは大違い。新ROUBAIXに乗ると旧ROUBAIXが過去のものになるくらいには差がありました。「てか、このバイク乗っていると今日のパリ-ルーベは最後までサガンが絡めればサガンの勝ちなんじゃないの?」
圧倒的下り性能
これはFuture Shock2.0のロック状態が完全にロックされないことと、ホイールベースがTarmacと比較して少し広いことから得られた副次的な効果と思われるのですが、下りの安定感がすごく高いです。ほんの少しだけ効くサスペンションで路面の粗さやフロントの暴れを吸収できてなおかつ、Tarmac以上のエアロ性能でガンガン走れる。正直に言うと圧倒的なエアロ性能と軽量化でTarmac SL7が出ない限りは次はROUBAIXに乗り換えたいです。
あと、細かい話なんですが、おそらくプロリームからの要望でSportの写真でブレーキワイヤーとシフトワイヤーが入っていっているダウンチューブの穴がDi2だとジャンクションが入る位置になっています。ホビーライダーは走りながらジャンクション調整とかしないと思いますが、落車での故障を考えると嬉しい改善ですね。
本当にオススメしたいバイク
ほしいのはSagan CollectionのROUBAIXなんですが本当にオススメなのは乗っていないですがエキスパートグレード。Future Shock2.0を搭載していてアルテグラDi2仕様、ホイールはROVAL C38にTarmac以上のエアロ性能。おそらくエントリーバイクから乗り換えを考えていて予算に余裕がある(具体的には67万の自転車を買っても許してもらえる環境にある)方は是非とも押さえておいて間違いの無いバイクだと思います。
ここまで、まるでSpecialized Japanからお金もらってるかのようなブログ書いて申し訳ありませんでした。
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ZIPP、SRAM新製品発表会に行ってきました。
特にバイクを新コンポに変えるわけでもないですが、都内であったZIPPとSRAMの新製品発表会に行ってきました。なんといっても目玉はこれ!
先日発表されたSRAM FORCE etap!
小さな貸しイベントスペースでやっていたので当然ながら試乗や負荷をかけた状態での変則テストはできなかったですが、FORCEとREDを結構触れました。
まずはクランク!
写真が逆さまなのはご愛嬌ということで 笑
フロントシングルでも値段は変わらない強気ですが、フロントシングルは「本当にギア一枚分かな?」と思うくらい軽かったです。
1×12でもかなりの範囲をカバーできるので本当にアウタートップと無縁の私なんかはシングルでもいいんじゃないかと思いました。
続いてスプロケです。
これに関しては、プロのインプレで「FORCEで変速性能が落ちている原因」なんて言われてましたが、それ以前に重量が比較にならないです。FORCEでも十分辛いのですがREDはさらにその半分程度の重さでした。(値段は倍近いですが)クランクを変えるよりも安く収まるので駆動系の性能アップと軽量化を狙うのであればスプロケだけはRED1択かなと思いました。
最後にチェーン
噂の片面フラットなチェーンですが、それよりも特筆すべきはその薄さ。「消耗品なのにいいのかな?」と思うくらい薄かったです。
正直なところローラー台に乗って変速しながら試してみたかった感はありますがあんなにベタベタコンポ触れる機会もなかなかにないのでいい経験ができました。
緩んじゃいけないボルト
練習の話ばかりではネタが続かないので、少し小話を。
先日、自転車に乗ってて久々に死ぬかと思いました。路側帯やグレーチングにタイヤを取られたわけでもなく、ブレーキがなくなったでもなく、「ボルトの緩み」で。
どこのボルトかと言うと、クリートとシューズを締結するボルト。
クリートを交換して走っていると、なんだかクリートの角度がおかしくなってきたんですが、あまり気にせず走り続けていたところ、信号でクリートがガバガバで抜けなくなり立ち交差点直前で転倒しそうになりました。
クリートとペダルは固定されてるので、ボルトが緩むと当然シューズ側が滑る。思いっきり足首を捻らないとペダルからクリートが抜けなくなるんです。
ちなみに、このボルトや座金は単品で買うとシマノのもので1000円近くします。クリート新品(2000円程度)にもついていて、消耗品でもないので無くしてしまったらいっそ新品のクリートを買ってそこから流用した方が良さそうです。
2月のトレーニングとFTPと例の靴
2月のトレーニング実績
先ずは2月のトレーニング実績からですが、仕事が高負荷なのとストレスで何事もやる気が起きなかった事で、1週間くらいトレーニングなし、週一でしかローラー乗れない日とかありました。
2月末測定のFTP
そんでもって2月末のFTPを測定してみたのですが、何故か14w(227→241)も上がってました。恐らくは休息とカーボンローディングの成果かと。
ただ、スタミナがからっきしなので20分続かない。つまりは富士ヒルで1時間以上踏ん張るのも難しい。ローラーでの出力アップだけでなく、アルコール抜きとかジョギングとかを混ぜなきゃって時期に入っている気がしています。
例の靴
最後に例の靴です。今週発表されて話題のS-Works EXOSを履いてきました。
店舗のスタッフに聞いたところ、スペシャライズド銀座だけで4足も売れてたそうです。公称重量150gは伊達ではなかったです。本当に何も履いてないかと思うくらいの重さで、店舗に陳列されていたS-Works7が重く感じるくらいでした。
触った感じは強度が高いだけのブルーシートなんじゃないかと思うくらい薄いアッパー材でしたが履いてみると足が包まれている感じでなんの違和感もなかったです。ソールはというとS-Worksの名を冠するだけあってガッチガチでした。日頃からなんとなく今のシューズのソールが柔らかいと感じることがあったので硬いソールは純粋にいいなと思いました。サイズ感はワイドサイズがないため、ジャストサイズでつま先があまり、少し大きいと感じる程度でも0.5サイズ下げるとキツくて入らない状態でした。
かくいう自分のシューズはと言うと片側332g(クリート込)。なんと今のシューズの片側とEXOSの両側が同じ重さ。150g軽量化するために5万出すなら痩せろと頭の中で誰かが囁いたので先ず痩せます。
今回も最後まで読んでいただきありがとう御座います。
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